薬名由来辞典という本を買ってみました。
様々な薬の名称の由来が載っていて暇な時にパラパラと読んでみています。
1321点もの薬について紹介されているので、かなりのボリュームです。
導入部分には一般的な薬の名前の命名法則が紹介されていて、ここを理解した上で読むと理解しやすそうです。
本文については、大体1ページあたり、1〜3個ほどの薬が紹介されています。
有名な医薬品ももちろん紹介されていて、例えば、インドメタシンはインドール環(indole)にメチル基(methyl)と酢酸(acetate)がついている構造で、最後のinは医薬品の接尾辞inをつけてindometacinとなるそうです
語源の他にも開発時のエピソードが書いていて面白いです。
私は薬剤師や登録販売者の試験は受けたことがありませんので、どれほど役に立つかは評価できませんが、国家試験対策にも使えるそうです。
重要度も記載されていますので、勉強の際の参考にできそうです。
ただ、その分医療用医薬品が多いので、医療関係や製薬業界の方以外ですと、聞き馴染みのない薬が多いかもしれません。
値は少しはりますが薬に関わる方にはおすすめの一冊です。