今日はマルドゥックスクランブルについてご紹介したいと思います。
あらすじ
主人公の少女ルーン・バロットがシェルという男に焼き殺されそうになりるが、禁じられた科学技術により、一命を取り留めることになります。
バロットは施された科学技術により、周囲の環境を肌で感知したり、あらゆる電子機器を遠隔操作したりする能力を得ます。
バロットは様々な物質に変身する能力を持つ黄金のネズミ ウフコックとタッグを組み、シェルが関わる事件について捜査していくことになりますが、その中で、ウフコックのかつての相棒であり、擬似重力を操るディムズデイル・ボイルドと対峙することになります。
作品の魅力
あらすじからもわかるようにSF能力ものです。
主人公のバロットとウフコック、宿敵ボイルド以外にも多様な個性を持ったキャラクターたちが登場します。
戦闘シーンの描写は少しグロテスクですが、作品に緊張感を持たせています。
また、戦闘場面以外にも、緻密に描かれたカジノでの賭け勝負も非常によく描かれていました。
カジノの話はかなり長く、2巻半ばから3巻前半くらいまであります。
作者もかなり力を入れているようです。
戦闘シーンが物足りなかったという方は、マルドゥックスクランブルの前日譚に当たるマルドゥックヴェロシティがおすすめです。
本作よりも激しい戦闘描写が多くあります。
マルドゥックヴェロシティでは、ボイルドの過去が描かれますので、ボイルドに魅力を感じた方はぜひ続編も読んでみてください。
余談
本作の主要な登場人物は皆卵にちなんだ名前になっています。
バロット:孵化直前の卵で作った茹で卵
ウフコック:半熟卵
ボイルド:固茹で卵
合本版も出ていますので、まとめての購入もおすすめです。
映像化もされています。
まずは漫画、アニメ映画から入るのもおすすめです。